5年、10年の区切りで、日々の日記を、記録本として出版していただきました。
自分たちの本が、どんな風な意味をもつのか、まだ正直わからないのですが、
確信たるものがあって、それは自分が、ある一冊の本との出会いで、
今があるということです。
その著者に出会い生涯大事に思える友人らとつながり、さまざまな事柄と出会い、
数珠つなぎのように、今とても貴重な時間を過ごせているということです。
たった一冊の本が、自分らの生き方を示したのです。
一冊の本の力を心底信じています。
だからといって、自分らの本が何を示すのか、それは今はまだわからないの
ですが、眼差しをもって過ごす、そんな日々の断片にこそ見過ごすほどの大切さが
つまっていることに、もう気づきはじめていて自分はそれを信じてたわいのない
日々を綴りつづけています。ひとりよがりだったりアホな日々なのですが
綴り続けています。
そしてたった一行のささやかな言葉の中から、自分のように誰かの何かのきっかけ
となれば、そっとうれしいです。
おこがましくもあるのですが、そう信じて綴りつづけたいです。
それがひとつの、自分なりの恩返しでもあります。
そしてこの思いを、一冊の本にしてくれる人が側にいるということが、
何よりもありがたいです。
著者と共有した思いの中でただただまっすぐな眼差しをもって仕上げてくれた本。
100冊の本を読むよりも、1冊の本を100回読みたくなるような、繰り返し眺めるたびに、
真新しい風が吹いてくるような、そんな本であるとうれしいです。
どうぞ、永い年月の中で、何度も何度も繰り返し眺めつづけてみてください。
たわいない日々の中に、かけがえのない強さが、つまっていることを願って。
夾竹桃の花が揺れる頃に - a diary of sewing table coffee - TAMAI EMIKO 著
発行 編集 WINDCHIME BOOKS / nagai hiroshi 2005.7.5
挿絵切り絵 / hamada kumiko 装丁/ umeda tadashi
¥1320-
貝殻となり TAMAI KENJI.EMIKO 著
発行 編集 BOOKLORE / nakajima eyu 2012.4.5 装丁/ umeda tadashi
完売しております
08_09 play with ships TAMAI KENJI 著
企画 発行 BOOKLORE / nakajima eyu 2009.11.11 装丁/ umeda tadashi
完売しております